和さびビストロはワイキキの隠れ家老舗和食レストラン

和さびビストロの外観 レストラン
和さびビストロの外観

ワイキキ西部、ビーチウォーク通りにあるThe Breakers at Waikiki(ザ・ブレイカーズホテル)。和風の素敵なエントランスを入ると、目の前にプールがあります。その奥にひっそりとたたずむ和食レストランが『和さびビストロ』です。

初めて訪れる方は、こんな所にホテルがあるんだ! と驚かれるかもしれません。そんな隠れ家レストラン、和さびビストロへ夕食に行ってきました。

1992年創業の老舗

創業は1992年で、現在も営業しているホノルルの和食レストランの中では老舗の部類に入ります。以前はカパフル通りの現在『スイート E’s カフェ』がある場所で営業していて、カリフォルニアあたりにありそうなモダンな雰囲気の和食レストランでした。

ハワイ生まれの巻き寿司『レインボーロール』の発祥のお店としても知られています。

私がハワイに引っ越した2007年には、日本料理の『なだ万』とタッグを組んで『和さび&なだ万』と屋号を変え、高級店として営業していました(2009年に閉店)。

それから割とすぐに、ワイキキの現在の場所に元の屋号『和さびビストロ』でお店をオープンしたように記憶しています。

貿易風が気持ちいい半屋外のオシャレな海の家風

店内は半屋外スタイルです。他のレストランのようにエアコンの効きすぎで体が冷えることがありません。静かで、すだれ効果もあり良い意味でワイキキ感が無く、落ち着いた雰囲気で食事ができます。

天候によっては風通しが悪い日もあるそうで、そんな日はポータブルのエアコンを設置して対応しているそうです。

夕食は予約がオススメ

和さびビストロの夕食は17:30から。私たちは土曜日の夕方6時に予約をしました。私たちが到着したとき、すでに数組のお客さんがいました。ドリンクと料理をオーダーして待っていると、18:30頃から次々とお客さんが来店していました。

この日は予約なしでも受け入れている様子でしたが、店員さんに聞いてみたところ、やはり19:00ころのディナータイムは一番混むそうです。空席待ちになることもあるので、スムーズに予定を組みたい方は予約することをオススメします。

王道日本食からハワイアンミックスの豊富なメニュー

和さびビストロでは、ハワイでも人気の枝豆や冷奴、天ぷら、竜田揚げ、ハンバーグ、鉄火丼、いくら丼などの王道日本食が豊富にあります。その他、アヒポキ、カウアイ産シュリンプ、ハワイ島コナ産アワビ、元祖・レインボーロール寿司、ダイナマイト寿司など、日本では珍しいメニューもあり、どれにしようか悩んでしまいました。

今回私が食べたメニューをご紹介します。

お通し

人参とセロリの野菜スティック、白味噌におそらくハニーマスタードが混ぜてありました。甘みのあるソースです。

アヒポキ

アヒポキ(和さびビストロ)
アヒポキ(16.50ドル)

ハワイならではのアヒポキ。ごま油が効いていて、ごまの風味が口の中に広がります。マグロは醤油ベースのソースで漬けてあり、オゴという海藻、ねぎ、カシューナッツで敢えてありました。カシューナッツ入りのアヒポキは珍しいです。

オゴはアヒポキに入れる定番の海藻です。シャキシャキとした歯ごたえが特徴なのですが、こちらのはあまり歯ごたえは感じられませんでした。マグロは生のものを使用していて、美味しかったです!

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アボカドの天ぷら

アボカドの天ぷら(和さびビストロ)
アボカドの天ぷら(8ドル)

縦長にスライスされたアボカドを天ぷらにしています。厚めににカットされているので一つ一つが食べ応えがあります。衣のサクサク食感と中はホクホクとねっとりの間の食感で、カボチャやサツマイモの天ぷらに似ているけれど、少し違う……新しい食感です。

天つゆが付いてきますが、塩でいただくのがオススメです! カレー塩や七味塩などあったら味変ができて楽しいかも!

和さびナンバーワンスペシャル

ナンバーワンスペシャル(和さびビストロ)
和さびナンバーワンスペシャル(11.50ドル/2個)

注文の際、お店の方にオススメされました。白身魚にカニのほぐし身を乗せて、周りは海苔で巻いてあります。その上から、特製のマヨネーズソースをかけて焼いたものです。

シーフードグラタンのような料理ですが、マヨネーズを使用しているので、こってりしたクリーミーさの中に酸味が加わりとても美味しかったです。さすが、ナンバーワン! お家でも作れそうなので真似してみたいです。

シュリンプ天ぷらロール寿司

シュリンプ天ぷらロール寿司(和さびビストロ)
シュリンプ天ぷらロール寿司(14.75ドル)

アメリカでは定番の派手な巻き寿司です。エビの天ぷら、カイワレ大根、キュウリ、人参、アボカドがすし飯で巻いてあります。ご飯の周りに天かすが散りばめられているのがオリジナル感が出ていました。

日本で馴染みのある、天むすの巻寿司バージョンというところでしょうか。味はイメージ通りです。

豊富な日本酒の品揃え

惣譽 生酛仕込 特別純米(和さびビストロ)
惣譽 生酛仕込 特別純米(17ドル/180ml)

まずはコナ・ブリューイング・カンパニーのラガービール『ロングボード』で乾杯して、二杯目は日本酒をいただきました。

数あるなかから今回選んだのは、栃木県の惣譽(そうほまれ) 生酛仕込 特別純米。アメリカの日本食レストランでは割とよく見られる銘柄です。

飲んだ後にお米のいい香りがふんわりと感じられる素晴らしいお酒でした。氷が入ったボウルに青い涼やかな切子の徳利が入った状態で出てきましたが、私はあまり冷やしすぎないほうが好きかも。お燗にしても美味しそうですね。

日本式の接客

私たちが訪れた日は、ホールで働いている方は全員日本人女性でした。注文時や予約の際も日本語で親切に対応してくださいました。英語が不慣れの人でも安心して行けますね。

注文は日本スタイル*で、用事があるときは日本式に近くの店員さんに「すみません」と声をかけて大丈夫です。

*通常アメリカのレストランでは、座った席の給仕は決まった担当サーバーが行います。お客さんが、そのテーブルの担当サーバー以外のスタッフに注文などをすることは一般的ではありませんので注意してください。担当サーバーは、時々テーブルの様子を見にきますので、追加注文などの頼みごとがあればそのときにします。手をあげて大声で呼んだりせず、テーブルの近くに来るまで、または直接声がけがあるまで待ちましょう。

お店情報&地図

和さびビストロ

Wasabi Bistro
住所:250 Beach Walk, Honolulu, HI 96815
電話:808-922-1133
ウェブサイト:http://www.wasabibistro.com/hawaii

※値段やその他の情報は2019年8月時点のものです。

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