【閉店】金子半之助:日本橋に本店を構える天丼の名店の味をハワイ・ワイキキで!

金子半之助ハワイ 天丼(竹) レストラン
天丼(竹)15.98ドル

追記(2020年9月):ワイキキ横丁の金子半之助は2020年9月に閉店しました。

ワイキキ横丁

2016年にワイキキショッピングプラザ地下1階にオープンした『ワイキキ横丁』は、日本食レストランが集結した飲食フロアです。世界中で人気があるラーメンや寿司をはじめ、焼肉、しゃぶしゃぶ、お好み焼きなど、バラエティ豊かなお店が立ち並んでいます。

その中のひとつに、日本橋に本店を構える天丼の名店『金子半之助』があります。2017年にオープンして以来、観光客はもちろんローカルにも人気のお店です。

ワイキキ横丁
ワイキキ横丁

金子半之助って誰?

店名になっている金子半之助氏は、日本の調理師会や和食界の重鎮だった方だそうです。金子半之助氏の孫、金子真也氏が門外不出のレシピ帳を引き継ぎました。そのレシピ帳を元に秘伝の天ぷらの揚げ方や江戸前の丼タレの作り方を再現したのがお店の始まりです。

浅草生まれの半之助氏が愛した下町の味と、天丼という、戦前から親しまれている庶民の食文化を現代に引き継いで、今ではアメリカや台湾にも出店し多くのファンを持つお店です。

ワイキキ横丁店の豊富なメニュー

東京の日本橋本店はオープン前から行列ができる人気店です。本店のメニューは天丼のみですが、ハワイ店ではメニューの選択肢がたくさんあります。まず、『天丼』か『天ぷらめし』かを選ぶことができます。天ぷらめしとは定食スタイルで、天ぷらとご飯が別々に提供されます。

さらにそれぞれに梅、海老、竹、松の4つのセレクションがあり、それぞれ天ぷらの内容が異なります。

オプションで味噌汁(2ドル)を付けることが可能です。単品でオーダーするよりセットのほうが少しお得みたいです。

10歳以下のお子様向けの『お子様天丼セット』もあります。また、ベジタリアンの方には『野菜天丼』と『野菜の天ぷらめし』もありますが、衣に卵を使っているでしょうからヴィーガンではないと思います。

天丼も天ぷらめしもテイクアウト可能なので、宿泊先やビーチなどで食べることも可能!(ただし飲酒はビーチ等公共の場所では禁止されています)

アルコール類はビール、スパークリング日本酒、冷酒があります。

天丼(梅)

金子半之助ハワイ 天丼(梅)
天丼(梅)11.98ドル + 味噌汁 2ドル

天ぷらは、舞茸、海老2尾、なす、かぼちゃ、半熟卵、ししとう、海苔です。味噌汁はワカメとネギのシンプルなものでした。パッと見た感じ小ぶりな器でしたが、私にはちょうど満腹になるご飯の量と天ぷらのバランスで、最後まで美味しく頂けました。

胡麻油を配合したいい油を使用しているためか、あまり油っぽくなく、サクサクで甘しょっぱいタレにも合い美味しかったです!

生卵を食べる文化の無い欧米人は、半熟卵の天ぷらを割った瞬間びっくりするのではないかなと想像しながら、どのタイミングで半熟卵の天ぷらを割ろうかと迷いました。結果、半分食べた辺りで割ってみました。タレの甘さに飽きてきた頃、味変ができて良いアイテムだと思いました。メニューにも記載されていましたが、地元ハワイの養鶏場の新鮮な卵を使用しているので半熟で食べることができるそうです。

金子半之助ハワイ
チョイサムの漬物(左)と胡麻ガリ(右)

テーブルには、胡麻ガリとハワイでは定番のお野菜、チョイサム(サイシン)のお漬物が入った小さな壺が置いてあります。食べ放題なので、料理を待っている間や箸休めにつまむのにありがたいです。

サービス

金子半之助ハワイ
金子半之助ハワイ店

入り口に掛かる広い紺色ののれんをくぐると、店内はL字型のカウンター席が8席、4人掛けのボックスシートが2つ、2人掛けのテーブルが2卓、片側5席(合計10席)の長テーブルが1卓あります。

私が最近行ったときは土曜日の12時半頃、ちょうどランチタイムでした。入店した時はまだ空席が多くスムーズに座ることができましたが、まもなくしてほぼ満席となりました。

日本語を話すスタッフがいるので英語が苦手な方でも安心して行けます。ほぼ満席になったホールは、サーバーの女性が1人で対応していて忙しそうでした。すると、調理カウンター前に座った私の前にいたシェフが日本語で話かけてきて直接オーダーをとってくれました。

しばらくしてもう1人ホール担当が増えましたが、2人ともとても忙しそうで、飲み物のお代わりなどの用事がある際にもお会計時の際にもとても時間が掛かりました。せっかちな方は、お昼の忙しい時間帯は少しずらした方が良さそうです。

多国籍な客層

店内でお食事をしている人をみてみると、さすがインターナショナルな観光地ハワイ、多国籍なお客様でいっぱいです。きっと生まれて初めて日本食を食べる人もいると思います。

皆さんがメニューを見て、まず店員さんに質問していたのが、天丼と天ぷらめしの違いです。店員さんは

「天丼はボウル(丼)の中にご飯が入っていて、上に天ぷらが乗っている。甘いタレで味付けされている」

「天ぷらめしは、天ぷらとご飯が別々に提供され、天ぷらは別の器にくるタレにつけて食べるスタイル」

と、何度も何度も説明していました。

あるお客さんは、ここ数年日本でも話題になっている「グルテンフリー」について質問されていました。

「天ぷらの衣の原材料は何か? グルテンフリーなのか?」

質問された店員さんははっきりと答えられていない様子でした。ハワイのレストランでは、メニュー名の横にグルテンフリー、ベジタリアン、ヴィーガンのマークが記載されているのをよく目にします。このお店でもメニューに表記しておくとわかりやすいなと思いました。

お会計

まるで日本にいるかのようなお食事と店内ですが、ここはアメリカ・ハワイ。お会計はチェック(伝票)をもらいテーブルにて行います。レシートの下の部分に15%、18%、20%のチップ金額が計算されてそれぞれ表示されているので、そこから選んで渡すとスムーズです。

カマアイナ割引

ハワイ在住者(カマアイナ)は、ハワイ州の運転免許証またはステートIDを提示すれば15%割引でお食事ができます。在住者にとってはありがたいですね!

前回行った時は会計の際に店員さんの方から「カマアイナですか?」と聞いてくれましたが、今回は忙しかったせいか、なにも聞かれることなく割引なしの伝票が来ました。カマアイナであることを伝えると「Sorry!」と謝ってすぐに伝票計算をやり直してくれました。

お店情報&地図

金子半之助 ハワイ店
Kaneko Hannosuke
住所:2250 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815
ワイキキショッピングプラザ地下
電話:(808) 777-3551
ウェブサイト:http://kaneko-hannosuke.com

※値段やその他の情報は2020年1月時点のものです。

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