私は2019年5月にハワイで永住権を持っている日本人と結婚し、9月に妊娠、2020年5月に男の子が生まれました。
今回は、妊娠から出産までにかかった費用を医療費に絞って紹介します。
私が実際に支払ったのは保険適用後の金額です。この金額は個々の保険の内容によって様々だと思いますのであくまでも参考程度にしてください。
出産前の医療費
週 | 内容 | 支払い先 | 保険適用前 | 保険適用後 |
---|---|---|---|---|
8 | 初診 | 担当の産婦人科医 | 不明 | 53.81 |
8 | 血液検査 | ラボラトリー | 不明 | 39.01 |
12 | 超音波検査 | 専門医 | 不明 | 11.99 |
12 | 染色体検査 | 専門医 | 不明 | 33.43 |
18 | 超音波検査 | 専門医 | 291.00 | 28.80 |
18 | 超音波検査 | 専門医 | 348.00 | 38.15 |
28 | 血糖検査(1回目) | ラボラトリー | 40.96 | 5.03 |
28 | 血糖検査(2回目) | ラボラトリー | 50.40 | 8.79 |
30 | 見積もり金額 | 担当の産婦人科医 | 3926.70 | 372.32 |
36 | GBS検査 | ラボラトリー | 107.18 | 16.44 |
差額 | 担当の産婦人科医 | — | 4.04 | |
合計 | $4,764.24 | $611.81 |
支払い先は、担当の産婦人科の先生のクリニックだったり、超音波検査や染色体検査などそれぞれの専門医のクリニックだったり、カピオラニ病院内のラボラトリーだったりと、色々です。検査や診察の後日、いろんなところから請求書がきます。
30週目に支払った「見積もり金額」というのは、産婦人科の先生に前もって支払った費用です。「35週目までに見積もり金額を全額支払います」と書いてある文書を渡され、それに署名をする必要がありました。あくまでも見積りなので、差額が出る場合があります。私の場合は-4.04ドルの差額が出たので後日支払いました。
出産時の医療費
内容 | 支払い先 | 保険適用前 | 保険適用後 |
---|---|---|---|
麻酔 | 専門医 | 3,141.30 | 251.46 |
出産&入院(母) | カピオラニ病院 | 15,014.12 | 932.50 |
出産&検査(赤ちゃん) | カピオラニ病院 | 3,911.55 | 366.15 |
合計 | $22,066.97 | $1,550.11 |
出産時の医療費は、母である私と、赤ちゃんである息子でそれぞれ別に費用が計算され、別々に請求書がきました。
全部合わせて約1,500ドル、保険がない場合は22,000ドルです。1ドル110円で計算すると240万円になります。ハワイの医療費の高さをあらためて実感する金額ですね。
“ハワイでの出産費用は300万円超え” とよく言われますが、私の例でも無保険の場合は医療費だけで250万円を超えることになります。この噂は本当なんですね。
産後1ヶ月までの医療費
日 | 内容 | 支払い先 | 保険適用前 | 保険適用後 |
---|---|---|---|---|
産後〜 | 出産直後の数回の診察、ワクチン接種など | 担当の小児科医 | 1,554.26 | 39.08 |
産後直後 | 血液検査など | ラボラトリー | 113.00 | 35.60 |
産後10日後 | 赤ちゃんの診察 | 担当の小児科医 | 136.13 | 12.57 |
産後1ヶ月後 | 母(私)の診察 | 担当の産婦人科医 | 141.13 | 12.09 |
合計 | $1,944.52 | $99.34 |
産後すぐに小児科の主治医が私たちの病室にきてくれて赤ちゃんを検診してくれました。その後退院してから今度は先生のクリニックで数回の検診やワクチン接種などがあります。これらの費用は産後数ヶ月経ってからまとめて請求書が届きました。
以上、私が2020年に長男を出産した際の医療費をご紹介しました。医療費だけで約2,200ドルかかりました。保険がない場合は28,000ドルくらいかかることになります。