ハワイのネイルサロンにデザイン(ネイルアート)があまりない理由

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私がハワイに来て最初に行ったネイルサロンには、ほとんどデザイン(ネイルアート)がなくて、不思議に思いました。その後、ネイリストとしてワイキキのネイルサロンで8年間働くことになったのですが、やはりデザインを注文されるアメリカ人のお客さんはあまりいませんでした。

なぜなのか、しばらくネイリストを続けるうちにいろいろな事情がわかってきました。

理由その1:アメリカ人はシンプルなネイルを好む

ハワイのネイルサロンは老若男女の憩いの場』で詳しく書きましたが、アメリカ人にとってネイルサロンはとても身近な場所です。ネイルをされているアメリカ人は年齢を問わずたくさんいらっしゃいますが、日本人よりシンプルなネイルを好む傾向があるように思います。自爪に普通のネイルポリッシュまたはジェルポリッシュを単色で塗るだけというのが主流です。

今はインターネットでデザインが簡単に検索できて、その画像を参考にオーダーするお客さんも増えてきてはいますが、それでもフレンチや単色塗りを希望される方が大多数です。白とピンクのグラデーションが一時期流行しましたが、やはり、あくまでもシンプルです。

理由その2:ハワイのネイルは高いから?

ハワイは物価が高いので、アメリカ本土に比べると料金が2倍以上になるそうです。もちろんアートを追加すれば料金も上がります。お客さんがシンプルなオーダーばかり注文されるのは、高額な料金も関係しているのかもしれません。

デザインなら日本人ネイリストが一番

日本で素敵なデザインのネイルをしてハワイに戻ると、ローカルの人から「素敵なネイルしてるね!」と声をかけられることがあります。日本のネイリストの細かい技術やネイルアートグッズ(ラメやスタッズ、ストーンなど)のラインナップはすごいと思います。私は日本に帰国して時間があるときは必ずネイルサロンに行き、可愛いデザインをしてもらいます! 

だからといって、ハワイでまったく可愛いデザインが入れられないわけではありません。日本人経営のサロンでは、日本人スタッフがハイビスカス、プルメリア、ウミガメ、ヤシの木などの素敵なデザインを入れてくれます。また、ハワイで多いベトナム系のネイリストにも手先が器用な人が多く、可愛いデザインを入れてくれます。

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また、「デザインを頼んだら10本全部に入れなきゃいけないの?」とよく聞かれますが、そんなことはありません。デザインは入れたい爪にだけ入れられますよ!

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